犬の急性胃炎を知る
胃の粘膜が炎症を起こす病気
急性胃炎の症状
繰り返し吐く病気です。
水を飲みさらに嘔吐を繰り返すこともあります。
その結果、体内から水分がなくなり脱水症状が起きる事もあります。
また吐いた物の中に血がまじることがあります。
急性胃炎の原因
腐ったものや、毒物、毒素、草、木、ごみくずなどの異物がもとで急性胃炎になります。
この異物などが胃の粘膜を刺激すると、その反動で反射的に嘔吐を繰り返します。
嘔吐の回数が増えると水を飲む回数が増えまたこれが嘔吐につながり、その結果犬の体内から水分が失われることになります。
急性胃炎の予防・診断・治療
診断
この胃炎の診断は、推定で診断することがほとんどとなります。
しかし最近では胃カメラなどで胃の粘膜を直接調べる方法や、胃の粘膜の一部をとり調べる方法なども普及して以前よりもはっきりとした診断を下すことが出来るようになります。
治療
治療の初めは、嘔吐だけなのか、または反射的な嘔吐があるのかを見分ける必要があります。
治療方法としてのメインは絶食です。
約24時間絶食させるものです。
犬がどうしても水をほしがるのなら氷を少しなめさせる程度なら問題ありません。
また嘔吐の中に出血がある場合は、2つの緊急が考えられます。
出血によりどのくらいの血液がなくなっているのか。出血によりどのように反応したかです。
重症の貧血の時には輸血を行う必要があります。
急性胃炎は症状により治療方法が全く違います。いづれにせよ早めの診察が必要です。